海外展開すると、海外からの送金について現地で源泉徴収されることがあります。源泉徴収金額は外国税額控除で取り戻せる場合がありますが、そのためには控除限度額、繰越計算、地方税との関係など整理しないといけないことがたくさんあります。また、現地から資料を取り寄せないといけないこともあります。

また、現地子会社の場合、現地で所定の申請書を提出することによって現地の源泉徴収金額を減額できる場合があります。さらに、「みなし税額控除」といって源泉徴収された金額以上に外国税額控除ができる場合もあります。